2015年9月21日月曜日

オスカー・ワイルドの家 童話「星の子」

小さい子供の頃に絵本や挿絵入りの童話を手当り次第に読むのが好きだった。たいていは絵に興味を持ち、それから物語に引き込まれていったと思う。「星の子」という絵本を読んだことがとても強く印象に残っていた。貧乏な夫婦に生まれたとても可愛らしい子供の話だ。まわりにちやほやされて育った子供はやがてわがままな人間に育ち、親をないがしろにする。その罰が当たったのかその子供の境遇は暗転する。宿無しとなり、あちらこちらを苦労しながら彷徨うことになる。最後に別れた両親にめぐりあってこれまでの不孝を詫びると幸せな結末がやってくる話だったと記憶している。オスカー・ワイルドという英国の作家の物語だと大人になってから知った。

この人は結婚もし、子供もいたが、ゲイの趣味もあったそうだ。この作家が生きていた時代には違法行為だったので裁判にかけられて牢獄暮らしを経験している。その色彩に満ちた人生は映画にもなった。子煩悩だったらしく、自分の子供たちに語って聴かせるための童話を自分で書いた。学校の教科書で読んだ「幸福の王子」もこの人が書いている。ロンドンを去る日も近くなってきたのでチェルシーにあるオスカー・ワイルドが住んだ家を訪ねてきた。テムズ川の北側の川岸の通りからすぐで、チェルシー橋とアルバート橋の中間くらいのところにタイトストリートという通りがある。その34番地。公開はされていないので外から眺めてきた。





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