2016年1月6日水曜日

米原万里「真昼の星空」と丸山薫「美しい想念」

ロシア語同時通訳者の米原万里さんはエッセイストとしても名高い。2006年に病没したこの人は「真昼の星空」という随筆集の中でオリガ・ベルゴリツという人の「昼の星」という文章について書いている。「現実には存在するのに、多くの人の目には見えないものがある。。。「昼の星」はそういうもの全ての比喩であった。」 米原さんがお母さんにその話をすると、「日本にも昼行灯という言葉があるよ」と教えてもらったという思い出の記だ。

高校生の頃に読んだ丸山薫という詩人の「美しい想念」を思い出した。「夜空に星が煌めくように 真昼の空にも星がある さうおもふ想念ほど 奇異に美しいものはない。。。」。受験勉強に飽きると図書館で関係のない本を開いて気晴らしをしていた頃に、ノートに書き留めた好きな詩だ。今でも夜になると、仕事とは無関係の本が読みたくなる。人間の行動パターンというのは変わらない。


広いユーラシアのあちらこちらに住んでいる人たちが星を眺めて同じようなことを考えていた。なにかうれしい気持ちになる。


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